建設現場での必需品! 電気工事士編
電動ドライバー
一般的なドライバーで、プラスもマイナスも使用します。主にねじを締めて固定することを目的とし、端子台やアウトレットボックス、コネクターなどの取付けに使用されています。
電動の物を使うメリットとして、通常のドライバーよりも絶縁性能が高く、簡易で素早くねじを締める事ができるため、作業の効率化に大きく貢献してくれる工具です。
ペンチ
電線の加工や切断だけでなく、器具の固定などにも使用します。職人の手の大きさによって扱いやすいサイズや、持ち手部分の絶縁性能、そして切断用の刃の切れやすさなど、見るべきポイントがいくつもある工具です。
圧着工具
電気工事にはリングスリーブと呼ばれる電線同士を接続する際に使用する部品があり、このスリーブを圧着する際に用いる工具です。接続する電線の大きさは主に4つ、特小、小、中、大とあり、適したサイズの圧着工具を選定して使う必要があります。ちなみに形が似ている圧着端子用の工具もあるので、購入する際は気を付けてください。
電工ナイフ
器具と電線を接続する際に、電線の絶縁被覆を剥くために使用する専用のナイフです。折り畳み式と、ケース付きの2種類が一般的で、絶縁性にすぐれたゴム柄や、プラスチック、木製のものがあります。また刃の種類は錆に強いステンレスと、折れにくくて長く使用する事が出来る鋼製の物が主流です。
ウォーターポンププライヤー
ペンチと似た使い方をする工具で、アウトレットボックスに接続する金属管にあるロックナットの締め付けをするのに使用します。特殊な形状で開閉範囲を調整でき、締めたい部品を挟んで固定し、廻して使うのが一般的です。
布尺
長さや幅、設置位置等を正確に計測するために使用します。ハードタイプのスケールもありますが、立体的に展開する必要のある電線の長さや、そのほかの器具の幅、設置位置を測定するにはスペースをとらず、凹凸のある場所でも柔軟に測る事の出来る布尺がおススメです。
VVFストリッパー
電工ナイフとペンチの用途を併せたような工具で、電線の被覆剥がしや切断だけでなく、心線の曲げ加工など、多種多様な用途で使う事が出来ます。また、ペンチと違って刃が入りすぎるといった事がないため、心線を傷つけずに剥く事が可能で、作業の効率化にも使える便利な道具です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。普段の生活では見えない、屋内に張り巡らされた電線の工事のためには色々な種類の工具が使われており、馴染みのあるドライバーから、特殊な器具まで様々です。興味をもった方は、電気工事士の資格と共に、色々な工具の種類と使い方について調べてみてはいかがでしょうか。