徹底解説!鍛冶屋のお仕事(6-2) 建設鍛冶工
建設業の鍛冶工に興味を持ったとして、実際の休日の量や給与形態などをしっかり把握しておかなければ後悔する可能性があります。特に未経験者にとっては明確な働き方がイメージしにくい職業と言えるため、事前に待遇や注意点についてしっかりと調べておくことが重要です。
平均給与と休日
給与形態や休日はは個人事業主として働く場合と、鍛冶工を生業としている会社に所属するのとでは変わってきます。
個人事業主として働く場合は、前提としてすでにある程度の技術と知識、資格を持っていて、自分の腕をかってくれている現場監督や所長とのつながりがある事が重要となってきます。休日に関しては、入る現場の忙しさや密度にもよりますが、基本的に自分で現場の数を管理するため、休みたいと思えば長期でも休めますし、気力が充実しているのであれば連日作業する事も可能です。給与に関しても自分の単価を自ら決められるので、作業のスピードや正確さからこれくらい、と決めて、それで依頼してくれる現場があればその金額になります。働いた分だけ給与が発生するので、一般的には月給ではなく日給で計算する事となり、作業内容と資格の有無にもよりますが、一人区30000円前後が一般的です。週6日で働いたとすれば月収70万以上という事になります。
一方会社員として勤めた場合は未経験から始める方が多いかと思います。一般的な未経験者の建設現場における日給は約10000円前後で、経験者としてカウントされるようになれば約12000円前後の金額を日給ベースでもらえます。そのため未経験者でも平均的な月収ベースで約30万円前後となるケースが少なくありません。正社員として働く事のメリットとして、福利厚生があり、ひとつの現場が終わっても新たに営業をかける必要がなく事があげられます。基本的に工事現場は土曜日も稼働している事から、休日は週1という所が殆どで、作業内容も重労働な事が多い分、しっかりと報酬が得られる職場、という環境が多い職業です。
危険性
建設現場で働くという事は、常に危険と隣合わせです。高所作業で落下する可能性や、他の誰かが落とした工具に当たって怪我をする場合もあります。鉄骨を加工する機材や器具も、使い方を誤ると大変危険です。そのため現場では常に安全に気を配り、朝礼や終礼でも危険予知運動(KY)を欠かさず行っています。
徹敵的な安全管理や危険周知によって、日々建設現場での事故は少なくなってきてはいるものの、人為的ミスや突風、雨による被害、夏場や冬場の気温による障害等、様々な危険はなくならず、常に集中と安全管理が求められます。
まとめ
今回は建設現場における鍛冶工の給与形態や、現場での危険性について解説しました。工事現場という危険な職場ではあるものの、ちゃんとした知識と危険予知が出来ていれば、そう大きな事故は起きませんし、働いた分だけ給与と言う形でしっかり返ってくるやりがいのある職業とも言えます。体力に自信があり、我こそはという人は是非建設業の扉を叩いてみてはいかがでしょうか。