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下地工の平均年収は?仕事内容も紹介!

  
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下地工の平均年収は?仕事内容も紹介!

下地工とは

「下地」とは、仕上げ材をスムーズに施工するために行なう素地のこと。材料は下地材と呼びます。仕上げ材を生かすためにも必要となる素地となります。

クロスやフローリングを施工する場合には、平滑な面になっていないとうまくいかないことが多いです。特にクロスの場合には、薄い素材を使うため、下地がうまく言っていなければ凸凹が目立ち、仕上がりが汚くなります。光が当たったときに、その印影が見えてしまうこともあることから、平滑な面にしておかなければならない。様々な仕上げの前工程として行なわれますが、防水下地のような目的で行なわれるような方法も存在する。仕上げるために、ラス金網を使ったり、コーナー材を使ったりすることもあります。

下地工事の種類は?

高圧洗浄、補修、シーリング処理、浮き部分の処理、といった工程を行い、下地工事を進めて行きます。

塗装面の汚れを洗浄し、綺麗にしないと塗装の乗りが悪く、またひび割れ部分を放置すると内部の鉄筋が錆びる原因となりますので補修をしっかり行い、シーリング処理もしっかりと施します。また、塗り面の浮きもそのままにせず、コンクリートの上に塗られたモルタルが浮いている部分は除去したり、接着剤を注入して補修したりします。

外壁工事における下地工事とは

木造住宅などで外壁下地工事とは、柱や間柱に防水シートの上から木材を打ち付けていく作業などのことです。

この木材は「銅縁」と呼ばれおり、この上から釘などを使用して外壁材を固定します。

柱や内装の壁などを湿気から守り、外壁から伝わる熱を室内に伝えないように遮断するための基礎となる工事で重要な工事です。

また外壁の塗装工事に伴う下地処理のことを指す場合もあります。

外壁通気工法

木造住宅の場合、外壁の中は室内からの湿気が入り込んだりします。

また熱を遮断する役割がある断熱材に欠損があると壁の中で結露を起こしてしまう可能性も高くなってしまいます。

銅縁を打ち付ける作業は、玄関、バルコニー、窓など外壁材を取り付ける場所全体に行います。

外壁通気工法とは、この銅縁の上から外壁を打ち付ける工法、外壁工事のことです。

柱などの上に下地があることで、外壁材との間に通気層ができます。

そのため水蒸気の発生を抑え、木材を常に乾燥した状態に保てます。

また通気層は、熱や冷気が室内に侵入するのを防ぐ効果も期待できます。

外壁塗装の下地工事

外壁塗装工事の前には、必ず下地工事が必要です。

主に外壁塗り直しなどの際に行われる工事で、壁面に付着したゴミやホコリ、サビ、苔などをこの工事によって落とします。

また壁面部分のヒビなどを補修し、外壁面を平滑にします。

これらの作業を行わないと、塗装がしっかり外壁に密着しませんし塗装をしても長持ちがしません。

外壁工事における下地工事は、主に新築時の外壁下地や塗装の際の下地処理の際に使われる言葉です。

どちらも外壁を長持ちさせる上で重要な作業です。

下地工事の方法

下地工事とは外壁工事にとって必ず行わなければいけない工事です。

新築や張り替えなどの外壁工事に行われる下地工事と塗装工事のときに行われる下地工事があります。

では実際に行われるのはどのような工事なのでしょうか。

ここでは主に外壁塗装工事における下地工事について説明します。

ヒビ割れの処理方法

外壁にヒビ割れがある場合はそのヒビ割れに補修材をすりこみます。

ヒビ割れが大きい場合、電動工具などで溝を作り補修材を詰め込みます。

補修せずそのまま塗装を行うと、ヒビの部分だけ塗装が割れてしまいます。

そのため、そこから漏水につながってしまう危険性がありますので、塗装工事の時には必ずヒビ割れは補修します。

木材の下地処理方法

古い塗膜にケレンを行い、目荒しをします。

目荒しとは表面を細かいザラザラした状態にすることです。

この工程を行うのは表面に塗料が残っていると、新しい塗料がうまく密着しないためです。

そのほか、外壁材の種類などによって下地処理が変わる場合もあります。

下地工平均年収

下地工の平均年収は、約385万円です。日本の労働者の平均年収は441万円(平成30年)なので、他の業界と比べて低く感じるかもしれません。

しかし下地工は、年齢に関係なく仕事の速さやクオリティによって評価され、昇給することの多い業界です。

修行を積んで知識と技術を身につければ、平均年収を上回る給与を獲得することは可能でしょう。実際に、年収500万円を超える下地工はちゃんといます。給与の分布を見ても、その割合は決して低くありません。

特に近年では、建設業界全体が慢性的な人手不足になっています。「腕のいい職人は高い給料を支払ってでもほしい」という会社は多いので、常に技術を磨いて必要とされる人材になることが大切です

下地として十分な給与を獲得するには、専門資格の取得も重要です。資格を保有していれば、自分がどのような知識と技術を身につけているのかを、公的に証明することができます。

現在の会社での昇給につながるのはもちろん、より給料の高い会社への転職もしやすくなるでしょう。

内装に関連する資格はいくつもありますが、特におすすめなのが国家資格である「内装仕上げ施工技能士」です。「プラスチック系床仕上げ工事作業」「ボード仕上げ工事作業」といった種類に分かれており、さらに1級~3級の等級があります。受験するためには一定の実務経験が必要なので、目指す等級の受験資格を満たしたら、積極的に受験するといいでしょう。

下地補修とは?

下地補修とは建物の改築などの際、塗装や防水などの施工をする前に塗面を補修する工事のことです。コンクリートのはがれ・欠損や、コンクリート内部に渡してある鉄筋のサビ、外壁のひび割れ部分、外壁のタイル部分のはがれ等を新しいものに替えて補修をしていきます。

下地補修をきちんとすることはとても重要で、工事完了後の仕上がりが良く見えても下地補修がされていなければ、コンクリートの剥がれやひび割れが再び早期に現れてきてしまいます。

下地の補修ではコンクリートを削るため、騒音やほこりが発生しますが、建築物の寿命を左右する大切な作業です。定期的に建物の状態を観察し、コンクリートの欠損やサビをみつけたときには放置せずに、こまめに補修を行っていくことが大切です。

大規模修繕工事との関連性

大規模修繕工事の必要時期は、下地補修箇所をみればわかります。大規模修繕工事では、塗装や防水を行います。新しい塗装や防水を行う前に必ずやっておかなければならないことが下地補修です。

補修部分にはコンクリートのひび割れや欠損、モルタルやタイルの浮き、鉄筋のサビなどがあります。補修部分が目立ってきたということは逆に大規模修繕工事の時期が近づいてきているという判断材料にもなります。

ですから、その部分を意識してみる習慣をつけると、建物の状態を把握できる基準となると思います。この下地補修を中途半端に行い、新しい塗装や防水を行ってしまうと本来その工事が持っている耐久性や機能が低下する原因につながります。

大規模修繕工事をおこなう際は、この下地補修に関して、どのような技術で、どのような施工をおこなって行くかを施工業者に確認しておいた方が良いでしょう。

まとめ

以上、下地工について紹介しました。下地工は特にマンションの修繕で活躍している印象が強いです。一人親方としてマンションの修繕を獲得できれば、収入は一気に上がることでしょう。もちろん責任も重大になるので、しっかりと考えてから受けましょう。

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